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鳥取県、日本海テレビとの連携
読売新聞大阪本社と鳥取県、日本海テレビ(鳥取市)は、農業や中山間地の活性化を目指し、連携して「鳥取発」の様々な取り組みを進めています。
読売新聞大阪本社、鳥取県、日本海テレビによる「農業・農村の振興に関するパートナーシップ協定」
読売新聞大阪本社は2022年9月、農プロジェクトの一環として、鳥取県、日本海テレビと「農業・農村の振興に関するパートナーシップ協定」を結びました。①農業・農村に関する情報の発信 ②農村と都市の交流促進 ③新規就農者支援や地域資源の活用--といった分野で協力していく内容です。
都道府県で最も人口が少ない鳥取県は、農水産物やジビエなど多彩な食材で知られ、新規就農の促進や移住人口の拡大にも力を入れています。鳥取の先進的な取り組みから、農業や地方が抱える課題解決の糸口を考えていきます。
取り組み
オンラインシンポジウム
農山村を支える新たな力
協定に基づき、鳥取県内の若手農家や移住者らと、農業の未来や地方での暮らしを考えるオンラインシンポジウム「農山村を支える新たな力~人口最少県 鳥取からの挑戦」を2023年1月に開催。鳥取砂丘を一望できる複合施設「SAND BOX TOTTORI」で収録し、全国にライブ配信しました。
得意のダジャレを交えた平井伸治知事の冒頭挨拶の後、ふるさと鳥取で県のブランド米「星空舞」の栽培に挑戦する元プロ野球選手・川口和久さんがトークショーに登壇し、米作りの醍醐味を語りました。
パネルディスカッションでは川口さんのほか、田中農場社長の田中里志さん、JA鳥取中央倉吉西瓜生産部・新規就農担当役員の中川晋詞さん、猟師の山本暁子さん、マイナビ農業執行役員・地域活性CSV事業部長の池本博則さんらが、自然豊かな地方で暮らす魅力や、自分に合った移住先の探し方など、それぞれの経験を交えながら活発な議論を交わしました。
「とっとりジビエ」を知る旅
鳥取市の山中で野生動物による農作物被害の実態を知り、捕獲した鹿などを使ったジビエ料理を味わうバスツアーを2022年12月に実施しました。捕獲わなの仕掛け方など通常のツアーとひと味違う体験を通し、中山間地域の実情を学んでもらう狙いです。
参加したのは関西在住の「わいず倶楽部」会員約20人で、案内役は、故郷の鳥取にUターン後、深刻な鳥獣被害を知って猟師になった山本暁子さんが務めました。鳥獣被害は全国で年間130億円を超えると言われる中、山本さんは「駆除と食材として活用する両輪が必要」と解説し、足跡で鹿やイノシシの進んだ方向や頭数を推測したり、土の湿り気などで通った時期を特定したりする猟師の知恵を披露しました。ツアーは日帰りながらジビエカレーや鹿肉のローストのランチ、鹿肉の切り分け体験など多彩な内容で、参加者から好評でした。
イベント会場での情報発信
2022年11月、万博記念公園(大阪府吹田市)で開催された花火イベント「万博夜空がアートになる日」(万博花火プロジェクト実行委員会主催)では、約3万人の来場者に農プロジェクトの取り組みをPRするため、鳥取県と共同ブースを設置しました。 読売新聞に掲載された農プロジェクトの関連記事を大型パネルで展示し、ブランド米「星空舞」などが当たる「ガラポン抽選会」が人気を集めました。
2022年7月には、東京ドームのプロ野球・巨人軍公式戦を冠協賛試合「とっとりデー」として開催。鳥取牛や「星空舞」など県の特産品、観光名所の映像をバックスクリーンの大型ビジョンと球場内のデジタルサイネージで紹介し、首都圏向けに情報発信しました。